
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第3章 “秘密”の正体
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1階から母と遥香さんの声が聞こえる
お母さんと遥香さんが楽しそうなのは本当に良かったけど……
まさか遥香さんの息子が佐藤先生だったなんて!
信じられない……
本当にわたし佐藤先生とひとつ屋根の下で生活するの?
しかもわたしの部屋の隣が先生の部屋だなんて……
先生から渡された小さな封筒に入った鍵を見つめる
もしかしてこれ
我家の合鍵……?
『今更?』
鍵を見つめているわたしに先生が近づいてきた
「ってかなんでわたしの部屋に勝手に入ってくるんですか!」
