
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第4章 好き?
『…なんでお前帰るのこんな遅いの』
佐藤先生が電車に乗り込む
「さ、佐藤先生っ!」
嘘!本物!?
あたふたしているわたしを無視してわたしの隣に座った
『その足…どうした?』
先生はわたしの足首を見つめる
「体育で怪我しちゃって…」
『痛そう…』
先生は腫れているわたしの足首に触れる
どうせ散々バカにされるのかと思っていたから予想外の反応にドキドキした
『1人で駅まで歩いたの?』
「はいっ…」
『こんなに腫れてるのにバカじゃねえの?なんのための俺の連絡先だよ』
「え…?」
『だから…俺に連絡すれば助けてやるってこと』
もう心臓の音が先生にも聞こえちゃうんじゃないかって思うくらいに胸が高鳴る
