
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第4章 好き?
家につくと母と遥香さんが迎えてくれた
『こいつ足首捻挫したみたいなんで、冷やしてあげてください』
「あ、あら〜…大丈夫由奈〜?」
母は娘の捻挫の心配よりも佐藤先生がわたしをおんぶしていたことが気になって仕方ないらしくずっとニヤニヤしている
「シップはらなくちゃね〜…」
遥香さんも少し微笑みながら救急箱を探す
さすが親友
母と遥香さんは似てる
先生はそんな2人の様子を見てため息をつきながら2階に上がろうとした
「あっ!待って先生!あの…ありがとうございました」
『…今度なにかあったらすぐ連絡しろ』
先生はそう言い残して階段を上がっていった
