
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第8章 修学旅行当日
「で!どうなんですか!」
男子達は興味深々に先生を問い詰める
…え
先生と目が合った
ガン見しすぎて目が合っちゃった!!
わたしは慌てて正面を向くと後ろの席からくすっと笑い声が聞こえた
『可愛くてたまらない子はいますね』
「……えっ、えええっ」
男子の叫び声から今まで話しを聞いていなかった人達も何の騒ぎだと後ろに注目した
「それはいるってことですか!?」
『さぁ?』
「教えてくださいよ〜!」
もう一回おそるおそる振り向くとまた目が合う
先生は座席の隙間から見つめているわたしに向かって「て」「れ」「す」「ぎ」と口をパクパクさせた
きっと“可愛くてたまらない”の発言で顔が真っ赤になっているのだろう
