テキストサイズ

甘い果汁

第3章 危険な果汁

 な、何か私自意識過剰じゃん…



 「「………………」」

 何ですか、この間は。

 ゲームの音だけが部屋に響き渡る。

 (好きな人にAV見てるとこ見られた私って…)

 多分、私の顔はりんごよりも赤い。

 チラリと横目で悠也を見たら、

 「…っ」

 目が合ってしまった。


 「亜衣…?」


 (AV見てたところを見られてしまうなんて、予想外だったんだけど…?)


 悠也は、なんとも思ってないのかな。


 私がAV見てたことについて…。


 (何か…消えたい…)

 悠也がテレビに視線を移そうとした時、

 私は悠也に不器用なキスを落とした。


 「……え?」


 悠也の目が、驚きを表していた。


 ドキドキと心臓が高鳴る。


 唇が離れて、私達は見つめあった。

 私は、また悠也にキスを落とした。


 「悠也……めちゃくちゃに…シて?」

 私の胸のモヤモヤを全部追い払って…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ