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甘い果汁

第7章 苦い果汁



 夕菜はそれに答えてくれた。


 この日はすごくいっぱい、キスをした。





 ――――――…


 お風呂に入って、ボーーッと今日の出来事を振り返ってみた。


 あれから、夕菜とチューしすぎて、お互い息が切れてたっけ。


 夕菜の唇…柔らかかった。


 自分の唇を触ると、さっきの状況が再生される。


 「茜、早くお風呂上がって!ドラマ始まる!」


 脳内再生していたとき、姉ちゃんがお風呂のドア越しから、

 足踏みして叫んでいた。



 「んーーーもー出るーー」

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