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甘い果汁

第7章 苦い果汁



 それから二人で色々と話した。


 「お兄ちゃんなんかさー、昨日、『おい、美波、俺、プロポーズした』って言ってきてさ~」


 「プロポーズ?! え、誰に?!」


 「誰かはわかんないけど、とりあえず美人!お兄ちゃん、プリクラ見せてくれたんだ~」


 美波のお兄ちゃんは、姉ちゃんと同い年らしい。


 「○○高、一緒に合格しようね」


 美波はそう言って、私を抱きしめた。

 「茜と離れるとかかんがえられないよぉ…」


 「うん…一緒に合格しよう…」

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