甘い果汁
第7章 苦い果汁
「あのーー、お取り込み終わりました?(照)」
「…美波、見てた?」
「み、て、た♡」
顔をニヤける美波。
「これは事情調査ですな、さて、来てもらいましょう」
そう言いながら、美波は私の腕を引いて、校舎裏のベンチに向かった。
――――――…
「大人の階段、のーぼる♪
って、ぅえええええ?!ちゅ、ちゅう?!」
目玉が飛び出してきそうなくらい目を見開いた美波。
「う、うん…」
「ど、どんな感じだった?!」
「ポテトチップスな感じがした(照)」
「うひょーーー、うらやまッ☆(うらやましい)」
自分が嬉しいことを、相手にも喜んでもらうって嬉しいな…