なんで俺なのっ!
第1章 全ての始まりは…
「…ん、えっ…」
気づくと俺は見知らぬ家、見知らぬベッドの上にいた。しばらくすると足音が聞こえ、だんだんと近づいてきた。
「あ、起きた?おはよう。」
「ここは…?」
「僕の家だけど…やっぱり可愛い。立にそっくり…」
「リュウ?あの…っ」
身体を起こそうと手を動かそうとしたけれど叶わなかった。
手足や首を紐のようなもので縛られベッドに付いているようだった。
「これから立の代わりになってもらうよ♪君、名前は?僕は里中琴弥。」
「代わり…リュウって…?」