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『させるわけが…。』
『ないじゃろう！』
横から闇桃太郎とおじいさんが割り込んでくる。
「くっ！」
闇桃太郎の金棒に剣をぶつけるが恐ろしいほどの重量に力負けしてしまう。
『隙有り！』
闇桃太郎が左手の剣で斬りかかってくる。
「…っ！」
胸にダメージの予感。
サクリと剣先が胸に潜り込んだ。
そのまま剣が真横に振り払われる…。
「『ゲイルスピード』!!!」
寸前スキルを発動。
後ろに下がる。
闇桃太郎の剣が空しく宙を斬る。
「ハッ！」
その剣に鎖が巻きつく。
伊川が鎖を引っ張り闇桃太郎を引きずり寄せる。
と同時に右手の鎌を投げつける。
『くっ！』
『があっ!!!?』
「な…。」
闇桃太郎を狙った鎌は…おじいさんの喉に突きたっていた。