サイレントワールド
第14章 VS DEMON LOD
さっき…つまりおばあさんに攻撃を喰らうまでは未来のゲージは9割近く残っていた。
それを半分にまで減らされた…。
(まずいな…。)
殴られた腹を左手で押さえつつ右手で剣を構える。
『あああぁぁ!』
雄叫びを上げながらおばあさんが突っ込んでくる。
「っ!」
慌てて横に跳ぶ。
だがおばあさんは未来を気にも止めず伊川に向かっていく。
「伊川!」
『おじいさんの敵!!』
二つの声が重なる。
伊川は瞬時に右手を振るった。
『があっ!!』
獣のような声を上げておばあさんは右手に刺さった鎌を抜く。
「…ふっ!」
続いて左手が振るわれる。
おばあさんはその鎌を両手で受け止めた。
恐らく鎖ごと伊川を引き寄せようとしたのだろう。
だが鎖に鎖がついていない。
伊川は外した鎖を未来の手首に巻きつけた。
「踏ん張って!!」
「へ…?」
間抜けな声をあげた瞬間手が引っ張られた。
「おわ!?」
見ると鎖がどんどんブレスレットの中に戻っていく。
その力でこちらに来ているらしい。
それを半分にまで減らされた…。
(まずいな…。)
殴られた腹を左手で押さえつつ右手で剣を構える。
『あああぁぁ!』
雄叫びを上げながらおばあさんが突っ込んでくる。
「っ!」
慌てて横に跳ぶ。
だがおばあさんは未来を気にも止めず伊川に向かっていく。
「伊川!」
『おじいさんの敵!!』
二つの声が重なる。
伊川は瞬時に右手を振るった。
『があっ!!』
獣のような声を上げておばあさんは右手に刺さった鎌を抜く。
「…ふっ!」
続いて左手が振るわれる。
おばあさんはその鎌を両手で受け止めた。
恐らく鎖ごと伊川を引き寄せようとしたのだろう。
だが鎖に鎖がついていない。
伊川は外した鎖を未来の手首に巻きつけた。
「踏ん張って!!」
「へ…?」
間抜けな声をあげた瞬間手が引っ張られた。
「おわ!?」
見ると鎖がどんどんブレスレットの中に戻っていく。
その力でこちらに来ているらしい。