サイレントワールド
第14章 VS DEMON LOD
「がっ…あ…。」
肺から空気が叩き出された。
左手の鎌は血で真っ赤に染まっている。
「今川君!!」
大丈夫と言いたいが言葉を発することが出来ない。
ふらつく足で蹴りを繰り出す。
ガッと軽い手応え…いや足だから足応えというべきか?
とりあえずその蹴りで相手を牽制できたことを確認して自分も伊川の方に跳ぶ。
「くっ…。」
まだ息苦しさを感じ膝をつく。
「大丈夫?」
伊川が心配そうに聞いてくるが答えている暇はない。
何故なら
『がああぁぁぁっっ!!!!』
視界の先にいる人物が危険だと体が訴えているから。
『よくも…よくもおじいさんを!!』
ポタポタと左手を鮮血で濡らしながらそれは叫ぶ。
「…おばあさん?」
伊川がポツリと声を漏らす。
さっきの未来の一撃。
あれはおばあさんによって止められた。
左手で鎌を掴み同時に右手で未来を殴ったのだ。
その一撃は未来のゲージを半分以下にまで削っていた。
肺から空気が叩き出された。
左手の鎌は血で真っ赤に染まっている。
「今川君!!」
大丈夫と言いたいが言葉を発することが出来ない。
ふらつく足で蹴りを繰り出す。
ガッと軽い手応え…いや足だから足応えというべきか?
とりあえずその蹴りで相手を牽制できたことを確認して自分も伊川の方に跳ぶ。
「くっ…。」
まだ息苦しさを感じ膝をつく。
「大丈夫?」
伊川が心配そうに聞いてくるが答えている暇はない。
何故なら
『がああぁぁぁっっ!!!!』
視界の先にいる人物が危険だと体が訴えているから。
『よくも…よくもおじいさんを!!』
ポタポタと左手を鮮血で濡らしながらそれは叫ぶ。
「…おばあさん?」
伊川がポツリと声を漏らす。
さっきの未来の一撃。
あれはおばあさんによって止められた。
左手で鎌を掴み同時に右手で未来を殴ったのだ。
その一撃は未来のゲージを半分以下にまで削っていた。