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「だから光は闇に強い闇は無に強い無は…。」
「光に強いってことだろ翔。」
「ああ。その通りだ。」
今２人はいつも行っている酒場に来ていた。
酒場といっても未成年は酒が飲めず２人とももちろん未成年なので適当に食べ物を食べているだけだ。
まわりには人がたくさんいてみんな酒を片手に騒いでいる。
「これで属性の話も終わり。あとはスキルの習得の仕方は覚えてるな？」
「もちろん。戦闘で一定の回数使うとスキルポイントを手に入れられる。」
「まぁそれは武器のスキルの話。その他のスキルなんかはレベルアップでスキルポイントが手に入れられる。」
「え!?そんなの初耳だぞ!?」
「ん？言い忘れてたか…。まぁ今適当に割り振ればいいだろ。」
「わかった。」
未来はそう言うと人差し指で空中を軽く触った。
すると空中にメニューが浮かび上がってきた。
「えーと。スキルスキルと…。」
指でスクロールして『スキル』と書かれたアイコンを探す。
「お、あった。」
『スキル』と書かれたアイコンをタッチする。
するとそこには『ウェポンスキル』と『ノーマルスキル』と書かれたアイコンがあった。
「そういえば『ウェポンスキル』も割り振るの忘れてたな…。」
『ウェポンスキル』をタッチしてその中から『片手剣スキル』をタッチする。
するといくつかのスキルが出てくる。
「今のレベルで使えるのは『スライス』と『クイッククロー』だけか…。」
『スライス』は既に習得しているので『クイッククロー』にスキルを割り振る。
「よし。これであと５ポイントで習得できるな。」
スキルの割り振りを終えると次は『ノーマルスキル』をタッチする。
そこには大量のスキルが浮かび上がっていた。
「うわ…。多いな…。」
「自分にあったスキルを選べよ。片手剣使ってんのに『遠距離命中スキル』なんて選んでも意味無いからな。」
「…この覗き見スキルってなに？」
「覗いてる相手に気づかれにくいスキル。なかなか使う機会は無いけどな。それだったら『聞き耳スキル』のほうが使える。」
「…なんか胡散臭いスキルだな。まぁいいか。」
そう言うと未来は大量のスキルの中から自分にあったスキルを探し始めた。