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サイレントワールド

第4章 DREAM BREAKERS

「ふぅっ…。」
未来はメニューを消して息を吐いた。
膨大な量のスキルの中から自分に必要なスキルを選ぶのは予想以上に困難なことだった。
なんとかその作業を終えイメージで生み出したコーヒーを一口すする。
「ん?終わったか。」
「ああ…。」
「んじゃ宿屋に移動だな。」
翔は軽く伸びをして店の出口に向かう。
未来も翔についていこうとして
「…ん?」
視線を感じた気がして後ろを振り向く。
だが先程まで感じていたまとわりつくような視線は消えていた。
「…気のせいか。」
そう結論づけると未来は翔を追って店を出た。

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