
サイレントワールド
第6章 ENDING
(…どうなってんだよ!?)
ドンッと自分の部屋の壁を叩く。
(なんで…。)
思わず叫びそうになるがもちろん未来の口からは音の欠片もでてこない。
そのまま壁にもたれかかってポケットからケータイを取り出し送信履歴を見る。
そこにはさっき未来が通学路で送ったメールが表示されていた。
宛先は翔。内容は『帰ってきたか?』というもの。
未来はそこで送信履歴を消し受信履歴を開く。
さっき翔から返ってきたメールには
『誰?』
の一言だけ。
もちろんその後に電話もしたが翔は未来のことを欠片も覚えていなかった。
その事実が示すものは…
(記憶が…消されている。)
あの名も無き世界で記憶を消されたのだろう。
深い虚脱感が体を覆う。
耐えられなくなって未来はベッドに体を横たえ目を閉じた。
ドンッと自分の部屋の壁を叩く。
(なんで…。)
思わず叫びそうになるがもちろん未来の口からは音の欠片もでてこない。
そのまま壁にもたれかかってポケットからケータイを取り出し送信履歴を見る。
そこにはさっき未来が通学路で送ったメールが表示されていた。
宛先は翔。内容は『帰ってきたか?』というもの。
未来はそこで送信履歴を消し受信履歴を開く。
さっき翔から返ってきたメールには
『誰?』
の一言だけ。
もちろんその後に電話もしたが翔は未来のことを欠片も覚えていなかった。
その事実が示すものは…
(記憶が…消されている。)
あの名も無き世界で記憶を消されたのだろう。
深い虚脱感が体を覆う。
耐えられなくなって未来はベッドに体を横たえ目を閉じた。
