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サイレントワールド

第8章 RULE

(いた…。)
手に何も持たず時々右腕を確かめるように触るその姿はさっき生き返ったばかりの未来だった。
その未来を見てニヤリと笑う。
(さて…。)
声をかけようとした時いつの間にか未来の前に別のプレイヤーが出てきた。
そのプレイヤーはフードを目深に被り両手に鎌を持って…。
(何故ここに…!?)
一瞬短剣を使い刺し殺してやろうかと考えるがすんでのところで自制する。
(まだあいつには勝てない…。)
短剣を握りしめその影は密かに姿を消した。

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