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サイレントワールド

第10章 VS DARK PHEASANT

『フン…ハンゲキダト?』
馬鹿にしたように闇雉は笑う。
『ワタシハソラヲトンデイルノニドウスルツモリダ?』
「簡単だよ。」
『ナニ…?』
伊川の言葉に闇雉が反応する。
「この鎌予想以上に使えるものでね…。相手を斬るとその場所から鎖が出てきてこの鎌と繋がるんだよ。」
その言葉を聞いて闇雉が慌てて腹を見る。
だが
『…?』
鎖がない。
どういうことだと顔をあげると
『いない!?』
いつの間にか未来たちが消えていた。
それもそのはずいかだが陸地についたのだ。
その隙に未来たちは闇雉から逃げたのだろう。
つまりさっきの伊川の発言は嘘。
いかだが陸地につくまでの時間稼ぎだったのだろう。
『コノワタシガアイテヲノガストハ…。』
体中を震わせ絶叫する。
『ユルサン!!!グチャグチャニシテヤル!!!』
そして未来たちを殺そうと陸地に向かった。

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