サイレントワールド
第12章 FUTURE MEMORY
『クエストクリアだ。』
「え?」
思わず声をあげる未来。
「クエストクリアって…。」
『待て。順番に話していく。』
未来の疑問を止めて話していく。
『まずはこれを見ろ。』
パッと未来たちの前に画面が広がる。
『お前たちが今いるクエストのクエスト画面だ。』
クエストの内容を確認するための画面。
その一点を水人は指差す。
「…まさか。」
「クエストの難易度が上がってるのは分かってたけど…。」
水人が指差す画面。
そこには『難易度S』の表示。
『…これがどういうことかは分からない。お前たちがこのクエストに入った時は確かに難易度はCだった。Cの条件はこのクエストを一度クリアしたものが入った場合に出現する。渚は一度このクエストをクリアしているしこれは正常だ。だが…。』
クエスト画面はSを示している。
つまりこれは『オリンポス』側でも予想外の異常。
『まあ予想外の状況を『オリンポス』は歓迎するんだがいくらなんでもここまではな…。』
「歓迎?」
『ああ。俺たちの目的の一つはプレイヤーの強化だからな。予想外の状況を乗り越えることで人は飛躍的に強くなる。だから異常も歓迎するって事だ。』
「…お前たち何がしたいんだ?」
未来は混乱を口にする。
『俺たちの計画に興味が無いんじゃなかったのか?』
からかうように水人は言う。
『安心しろ。今は言えないが生き残ればいずれ知ることになる。』
謎めいた口調で水人は言い話を元に戻す。
『とにかく今このクエストはバグってる。それでこのまま放置してもお前たちがクリアできる確率は低い。…あっても1~2%ってとこだ。だからわざわざ俺が来てお前たちに状況を説明して俺がお前たちを援護する事になった。』
「援護って…一緒に戦うってこと?」
嫌そうな口調で言う伊川。
『まあそうなるな…。じゃそういう訳だ。一応よろしく。渚。それと…。』
「今川だ。」
『下の名前。』
「教える気は無い。」
『未来。』
「知ってんじゃねぇかよ!」
『まあな。とりあえず協力して行こうぜ。』
水人はニヤリといやらしい笑みを浮かべた。
「え?」
思わず声をあげる未来。
「クエストクリアって…。」
『待て。順番に話していく。』
未来の疑問を止めて話していく。
『まずはこれを見ろ。』
パッと未来たちの前に画面が広がる。
『お前たちが今いるクエストのクエスト画面だ。』
クエストの内容を確認するための画面。
その一点を水人は指差す。
「…まさか。」
「クエストの難易度が上がってるのは分かってたけど…。」
水人が指差す画面。
そこには『難易度S』の表示。
『…これがどういうことかは分からない。お前たちがこのクエストに入った時は確かに難易度はCだった。Cの条件はこのクエストを一度クリアしたものが入った場合に出現する。渚は一度このクエストをクリアしているしこれは正常だ。だが…。』
クエスト画面はSを示している。
つまりこれは『オリンポス』側でも予想外の異常。
『まあ予想外の状況を『オリンポス』は歓迎するんだがいくらなんでもここまではな…。』
「歓迎?」
『ああ。俺たちの目的の一つはプレイヤーの強化だからな。予想外の状況を乗り越えることで人は飛躍的に強くなる。だから異常も歓迎するって事だ。』
「…お前たち何がしたいんだ?」
未来は混乱を口にする。
『俺たちの計画に興味が無いんじゃなかったのか?』
からかうように水人は言う。
『安心しろ。今は言えないが生き残ればいずれ知ることになる。』
謎めいた口調で水人は言い話を元に戻す。
『とにかく今このクエストはバグってる。それでこのまま放置してもお前たちがクリアできる確率は低い。…あっても1~2%ってとこだ。だからわざわざ俺が来てお前たちに状況を説明して俺がお前たちを援護する事になった。』
「援護って…一緒に戦うってこと?」
嫌そうな口調で言う伊川。
『まあそうなるな…。じゃそういう訳だ。一応よろしく。渚。それと…。』
「今川だ。」
『下の名前。』
「教える気は無い。」
『未来。』
「知ってんじゃねぇかよ!」
『まあな。とりあえず協力して行こうぜ。』
水人はニヤリといやらしい笑みを浮かべた。