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Gentle rain

第2章 興味

そんな小林さんを見て、私はちょっと反省。

「小林さん、仕事が忙しかったなんて。私、お邪魔だったかしら。」

兄さんがいない間は、家の中には私一人。

自然と、小林さんに話しかけてしまう。

「気にすることないって。」

兄さんは靴を脱いで家の中へ入ると、私の頭を撫でながら、そう言ってくれた。

「小林さん、仕事が忙しかったわけじゃないさ。俺が帰るまで、美雨と一緒にいてくれただけだよ。」

「そうなの?」

「小林さんは、美雨を本当の孫ぐらいに思っているからね。一人にしとけないんだって。」

スーツを脱いでソファに置くと、そのまま倒れ込むかのように、兄さんは身体をソファに放りこんだ。

「お腹空いてるでしょう?今、ご飯用意するね。」

「ああ、頼む。」

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