同じ空の下で
第29章 これからの私
今でも迷ったり振り返ったり
あのときの選択が正しかったのか
これからも正しい選択ができるのかどうか
そんなことを思って
眠れない夜があります
これからの季節がとてもとても弱い私は
考えてもどうにもならないことも
考えすぎて
余計にうまくいかなくなったりして…
ここ数日、毎朝空を見上げて不安を隠せない私のために
一緒に住む彼が
窓ガラスに青空のフィルムのようなものを貼ってくれました
なんだか子供部屋みたいな
ちょっと私の年齢には不釣り合いな
そんな風に装飾された窓を
眠れないこの夜に
少しだけカーテンを開けて眺めています
その模様を目に焼き付けて
そのあとにまぶたを閉じると
自分の中に青空が広がって
とっても、幸せな気持ち
彼の満足気な表情を思い出して
少しだけにやけてしまう
一人ではどうにもできなかったことが
少しずつ少しずつ
自分以外の人たちのアイデアを借りて
ゆっくりだけど和らいでいく
沢山の出会いと
形は違っても、沢山の優しさを貰って
そうやって今を過ごして
これからも過ごせていけたらいいな
出会いは本当に奇跡的
運命…もきっとある
沢山のありがとうを胸に
感謝の気持ちで
日々を過ごしていきたい
外の雨の音を
ドキドキしながら聞いているけど…
きっと大丈夫って、自分に言い聞かせて
自分自身に期待して
そうやって、過ごしていけたらいいな