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同じ空の下で

第12章 非日常

施設での生活は…

とにかく早く出たいと、そればかりを考えてた


私が生活することになった施設は
本当に小さい頃から
物心がつくかつかないかくらいからいる子が多いところで


私はここでも居場所を見出だせなかった




でも

ここでの出会いは、私を救ってくれた



先日お別れをいった大切なひとは

ここで出会った



その人がいたから
私は生きていられたんだと思う

その頃には私は自分がコントロール出来なくなっていて

沢山の傷を作っていた



最初は怖かったはずなのに

だんだん痛みがないと不安になって


とりつかれたように繰り返した



その後

私は両親が残してくれたもので

専門学校に行き、資格をとり
今、その資格をいかして働いている


寮があったその学校は

適度に自由で

そして国内色々な所から

学生が集まっていて

いろんな人がいて

とても楽しかった




その頃の傷は

今は後悔してる


今は、その傷で自分以外に傷つく人がいるから

増やさないと決めてる


指切りもしたし…


少しずつ心が凪いでいっていて

今がきっと一番落ち着いて

穏やかに過ごしていられている







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