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同じ空の下で

第12章 非日常

あれから10年以上の月日がたって


あのとき、私を迎えてくれたこと

本当に感謝しています

私のために部屋を用意してくれて
いつも気に掛けてくれた



心を開かず、泣き顔さえも見せず

本当に可愛くなかったと思うし

困らせたと思う



後から叔母さんが

泣けないんだな…って思って、その場所をあげられないことが辛かった

と言ってくれて




年月がたって大人になって
少し回りが見えてきたら

やっぱり悪かったのは私


自分に訪れた境遇を一番卑下していたのは、きっと私自身…


そのことで、受け入れてくれた家族も
苦しめてしまったに違いない


それでもあの頃はそれが精一杯だった



今、その家族とは
やっぱり一年に一回会うくらいの付き合いになってる


私が幸せになることを願ってくれてる




いつか

今の自分を報告にいきたい

出来れば、幸せな報告と共に…


感謝してます

ありがとう


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