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同じ空の下で

第26章 ずっと呑み込んできたもの

私が家族を無くしたのは、中学生の時でした

それからの日々は

本当に辛くて

守られてるときには知らなかった、子供の私には知らなくてもいいこと、わからないことも

沢山ありました


それは今でも…

身寄りがなく、一人で生きていくのは

簡単ではないと感じることが、度々あって

壁となることがあります




家族がいても、うまくいくことばかりじゃないだろうから

そこはなんとも言えないんだろうけど…



それは私の力不足ももちろんあって

訳のわからない理不尽だと感じることも

沢山あって


今でも、日々、戦ってるかんじです



もう、いい大人ですけど

子供の頃とは違う欲求…


大人になったからこそ、頼れる身内が居たらな…って思うこと、多々あります


それでも今は、大切にしてくれる人がいるので

それだけでとても満たされるし

ありがたいし、幸せなことだと思います


家族の事聞かれたくないし

聞かれても全部は話したくないし

話すことが出来ないし



それはね

思い出すのが辛いって言うのもあるけど

そればかりじゃなくて


それを知ったときの

それから、それを知ってからの

相手の反応が嫌だからです


哀れんだり、やけに気にかけてくれるようになったり

それから、妙に納得したみたいになったり


だからね、ここではこうやって色々を話してるけど


リアルでは

とくに、言う必要がなければ

曖昧な笑顔といい加減な返事で

やり過ごしてます…

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