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「ガヤさん！」

「ん？」

「これ、つながったっぽいんだけど・・・？」

いつの間にか部屋に戻ってきていたM
の人が全員につながっている無線機の親機をつなげてしまったらしい。

事態は非常にヤバイ・・・

「中丸ー？おーい！返事しろー！」

たぶん、もうオークションが始まろうとしているんだろう。

聖がすごく声を落としている。

「こっちの人に聞けば分かるよね？」

「あ、それは！」

「何？ダメ？」

「当たり前だろ！さわんな！」

柱に縛られた体を必死に動かす。

あれで何かされたら、作戦が全部狂ってしまう。

せめて作戦が終わってからじゃないと・・・！

でも、何も変わらない。

俺の力で動かせるわけもない。

そのとき足に激痛が走った。