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第11章 Side Junnosuke 2

「殺る気はないけど、君たちの足を止めるか、ここをすぐにどいてもらうかしないといけない理由はあるんだよ。だから、ちょっと協力してくれるかな?」

そう口にしながら少しずつ距離を詰めてKiの人の方に蹴りを入れる。

わざと空振りになるギリギリの位置から。

俺、自分で言うのもなんだけど、足は長い方だからKiの人は慌てて飛び退く。

でもTの人はビクともしなかった。

「そういうことして、その後も本当は全部空振りにするつもりなんでしょ?」

何で・・?

「さすが。図星って顔してるよ。だったらこんなに避ける必要なかったな。」

そのとき、俺の後ろから上ピーの声がした。

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