テキストサイズ

cartoon association 1

第11章 Side Junnosuke 2

殴りかかろうとしたKiの人の手を避けるようにして上ピーの方に行く。

すると強く腕をつかまれた。

"俺がこの力を持ってる方をやるから、田口はもう1人の方をやるフリしてスキ見て中丸の方に行け"

俺はとりあえず上ピーに向かってうなずいた。

本当は自分が1番中丸君のところに行きたいだろうに、自分の方がこの人を倒せる確率が高いって分かった瞬間、自分の心に嘘をつくんだ。

俺の腕を離した上ピーはすぐに戦闘態勢に入って、Tの人の方へと行った。

上ピーはきっと最初のところしか俺が聞こえてないと思ってる。

もう10年以上一緒にいるのに、まだ俺の力甘く見てる。

ちゃんと聞こえてたよ、最後まで。






"今すぐ中丸のとこに行けたら、こんなヤツ気にせずに行けたら、すぐに助けてやれるのに・・・!!"

ストーリーメニュー

TOPTOPへ