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第14章 Side Koki 3

そんな言い方して断るヤツ、俺は見たことがない。

それも赤西、力使ってるのに断るなんて、どんな力持ってんだよ、って感じだし。

でもこういう情報提供はこの業界ではとても重要なことらしい。

俺は赤西のことは信用していいと思うけどね。

「じゃあ、よろしくお願いします。」

「契約成立ね。」

にっこり笑う赤西と不安げながらも覚悟を決めたような表情の2人。

「そんな不安な顔しなくても、ちゃんと必要なときしか使わないから。俺、自分でやりたい主義の人間だし。」

「赤西、もういい?」

「おう。とりあえずこれが俺の連絡先。ちゃんと無事にここから出れたら連絡しろ。」

「分かりました。」

言わされてる感満載だけど、今は仕方ない。

早く中丸の方に行かなきゃ。

「赤西、行くよ!」

「了解!」

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