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これ以上実らないで

第9章 あなたのひみつ



「あやめ、あのさ・・・「さあいきましょう!!」







「うん・・・」






今は何も聞きたくなかった。




ただ、お母さんのことなんか忘れて、
一緒にいたいだけ。




この少ない時間を、大翔さんと過ごしたい。




いつも、お母さんに奪われてばかりだから。








ーーーーーー






「これです!!!」





「え・・・?全然リクエストと違くないか??」






そう、私が見たかった映画は、
恋愛ものではなかったのです。




ゴ○ラ!!






「いやーずっと気になってて」





「いいよ、あやめの好きなやつ観よ」


そう、優しく微笑んでくれた。


それだけで嬉しいなんて。



しかも、今日やけに名前を呼んでくれるような・・・







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