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これ以上実らないで

第5章 デート




「さぁーね、あんまり俺いじらないからなぁ」




こうやってはいじらないけど
身体はいじるんだろうな、うん。




って、私ったら!!





「ふぅーん、そうですか」




なによ、なんなのよ、
気がないならいじってこないでよ!






クソ野郎が!!!






「…いじけてんの?」




赤信号になって私を覗きこみながら言う。






「は?!か、勘違いしないでくださいっ」





「ほっぺた膨らんでたけど?」






「な、なんでもないですから!
信号変わっちゃいますよ!?」




すると、また大翔さんは笑った。





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