ハル
第1章 誘拐
反応を見て口角をあげたハルは二発目を出そうと鞭を握りなおした時……
~♪今オリコン一位の有名な恋歌が流れた。
チッと舌打ちをして鞭をポイとソファーに投げた。
榊が机に置いてあったスマホをハルに渡すと、ハルはベットに座り画面をタップした。
『もしもしー!ハル、今からこっち来ねぇ?!メンバーで飲み比べしてんぞ!』
ガヤガヤと騒がしい声が電話越しにきこえた。
「はぁ………マヂあり得ない。行かないわよ。つーか、用事はそれだけ?」
一瞬、イヤそうな顔をして言葉を続けたハル。
『おー、そっか。残念っ!そんだけ~、じゃーねー♪』
不機嫌なハルを気にすることもなく上機嫌に電話を切った相手は全国No.1の族、炎鬼(えんき)の幹部の一人木之実雷我だ。
~♪今オリコン一位の有名な恋歌が流れた。
チッと舌打ちをして鞭をポイとソファーに投げた。
榊が机に置いてあったスマホをハルに渡すと、ハルはベットに座り画面をタップした。
『もしもしー!ハル、今からこっち来ねぇ?!メンバーで飲み比べしてんぞ!』
ガヤガヤと騒がしい声が電話越しにきこえた。
「はぁ………マヂあり得ない。行かないわよ。つーか、用事はそれだけ?」
一瞬、イヤそうな顔をして言葉を続けたハル。
『おー、そっか。残念っ!そんだけ~、じゃーねー♪』
不機嫌なハルを気にすることもなく上機嫌に電話を切った相手は全国No.1の族、炎鬼(えんき)の幹部の一人木之実雷我だ。