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ハル

第2章 お城

「あの子達は孤児院から引き取ってきたの。赤の着物が紅芽で青い着物が蒼芽。
あたし以外には愛想悪いけど我慢してね。」
「はいよっ、ところでペットちゃんたちは?」
ニヤリ、効果音が付きそうなくらい悪そうに笑った雷我。
一行は広い廊下を歩く。
ガチャン…
重厚な扉を開くと、むせかえるような暑い空気と甘い匂いが広がっていた。
そこには古いが清潔感のあるベットが三台有り、その上に男がひとりずつしかも、なぜか裸で寝ていた。
それは紛れもなく昨日梨央の体を舐めた三人で、よく見ると顔もよく整っており、俗に言うイケメンの部類ではあった。

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