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ハル

第2章 お城

「ねぇ、ごめん。聞いて言い?こ、これ何?」
雷我がヒッとのどを鳴らしおびえたのはハルの横の床を大型の白ヘビがゆったりと這っていたからだ。
「えー、可愛いペットのひとりだよ。……というかこの城の守り神みたいな存在。
不思議だよね、兵士をおくより効果有るんだもん。りっぱな門番さんだよ。」
ね、といい右手を横にのばせばシュルッとハルの体を伝い腕に巻き付いたそのヘビ。
しかも、太さでいえばハルの腕をはるかに越えている。
「さてと、そろそろ準備できたんじゃない?畳の間に行こう。」
その声に皆頷き、後に付いた。


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