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ハル

第3章 出逢い

「風呂広っ、さすがハル!」
雷我は温泉のように広い風呂場にテンションをあげた。
「わぁー、ハルって本当にお金持ちなんだね?すごいなー」
ニコニコと笑った裕太は広い風呂に目を丸くした。
「ほら、二人ともあんまりはしゃぐと怪我するよ。」
安定したママ発言は、もちろん聡だ。
未だに興奮気味の2人をなにやら落ち着かせるために言い聞かせる聡。
聡と二人を尻目に輝斗は一人淡々と備え付けてあるシャンプーを髪につけているところだった。
………“この匂いハルと一緒だ”と考えながら。

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