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ハル

第4章 計画

その顔を見てから、時計で時間を確認すると、いつもならもうとっくに2人は寝ている時間だった。
「ふふっ、二人はもう寝て良いよ。片付けは済んでいるのでしょう?
彼らも布団くらいそれぞれで引けるわ。」
無理は禁物よ、と双子の頭をなでたハルは膝を付いて二人を抱きしめた。
「はーぁい、ハル様ぁ…」
「お休みっ、なさいませ…」
ハルは、プツリと電池が切れたように動かなくなる双子を腕の中に入れたまま、榊に電話をかけた。




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