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秘密のアルバイト

第10章 もう1つの秘密

物足りなさはあるものの、これで帰れる。
俺は体を起こそうとすると、肩を押され倒された。


「何するんだ。もういいだろ?」

「全然良くない。
和也君がまだ、イッてないでしょ。
俺がイカせてあげるんだから」

「もう・・・いいから・・・
なぁ頼む、離し・・・あぁん」


俺を握る手を、激しく動かす。
嫌がりながらも体は正直。
手の動きに合わせて、腰が揺れる。


「あんっ・あんっ・・・激しい・・・
あぁん・もう・・・駄目・・・」

「いいよ和也君、俺の手でイッて・・・
あのDVDと同じ、可愛いイキ顔見せて」


さらに激しくなる手の動き。


「もっともっと・・・あっ・あっ・イクッ」


胸まで勢いよく飛ばした。
その後、櫻井はどこかへ行くと、シャワーの音がした。

呼吸を整えて、体を起こそうとした時、櫻井が何かを持って近付いてきた。


「和也君ちょっと待って。
今体綺麗にしてあげるからね」


温かいタオルで、丁寧に体を拭いてくれた。


「はいっ、綺麗になったよ」

「あっ、ありがとう」


俺は慌てて服を着て、逃げるように玄関へ向かった。


「ねぇ、和也君・・・」


靴を履いていると、声をかけられた。


「仲良しの相葉に、また1つ秘密ができちゃっね。
二人の秘密ができて、俺は嬉しいけどね」


振り返らず家を飛び出した。








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