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秘密のアルバイト

第13章 告白

「う~ん、ちょっと早かったかなぁ。
まだ時間あるし、ちょっとコンビニでも行くか」


大学内にあるコンビニへ向かった。

そのコンビニはちょっと奥のほう。

ちょっと早いせいか、生徒も少ない。


「あっち通ったほうが近いよな」


ひとけの少ない所を通ることにした。

しばらく歩いていると、背中がゾクッとし、辺りを見渡した。


「気のせいか・・・わっ!!」


歩き出そうとすると、そこには櫻井が立っていた。


「和也君、おはよう。久し振りだね。
俺、和也君に会いたくてしかたなかったよ」


驚きのあまり、後ずさりする俺の腕を掴む櫻井。

不運にも回りには誰もいない。


「和也君、何驚いてるの?
その驚いた顔も、物凄く可愛いんだけどね」

「はっ、離して」

「逃げることないじゃない。
俺達、もう誰にも言えない関係なんだから・・・」


誰か・・・誰か来て!


「和也君の体が忘れられなくて・・・
和也との事思い出しては、自分で抜いてんだよ」


ヤバイ・・・キスされる。

片手で尻を撫でられ、そして指を一部に押し当ててきた。


「また和也君のここに、俺の入れたいよ。
和也君を可愛く喘がしたいな」


声もでない。
情けない事に、押し返すことも出来ない。

怖い・・・

誰か来て欲しい。

思わず固く目を閉じた。


「おいっ!そこで何してるんだ!」


誰かの声がした。
その声で、櫻井は俺から離れた。


「いやっ、別に・・・何もしてませんよ。
ただ友達と話してただけですけど」

「話してるだけには見えないけどな。
かずが嫌がってるだろ」

「えっ?!かずって・・・あっ」


櫻井は俺を見た。

俺はそっと目を開け、声のする方に目を向けた。


「あっ・・・えっ?!」

「俺のかずに・・・手を出すんじゃねぇ」


潤・・・









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