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秘密のアルバイト

第14章 お前なのか?

今日は勉強に身が入りそうにない。

このまま仕事に行くことにしよう。

そう言えば俺、どうしてこの仕事続けてるのかな?

イヤになったら辞めればいいなんて、初めは思ってはいたのになぁ。

お金かな?

男の人とHしたいから?

潤がいるから?

どちらにしても、今はまだ続けていきたいと思っている。

大学も辞めるわけにもいかない。

もう、どうしたらいいんだ?

はぁ・・・


事務所に着くまでずっと繰り返し、考えていたけど答えは出てこない。


「おはようございます」

「お疲れ様、二宮君・・・?どうしたの、二宮君。
何だか凄く疲れているみたいだけど、大丈夫?」

「あっ・・・はい、大丈夫です・・・
そうそう今日はバタバタしていてお昼食べないできちゃったから、そう見えるだけです。
ちょっとそこで、何か買ってきていいですか?」

「今日の二宮君の相手の子がもうすぐ来るから、買ってきてもらうよ。何がいい?」

「じゃあサンドウィッチとコーヒーで・・・」

「了解!少しそこで休んでて」


俺はその言葉に甘えて、ソファもたれて少し目を閉じた。


「二宮君、起きて!
サンドウィッチとコーヒー、届いたよ」

「んっ・・・あっ、すみません・・・ありがとうございます」


時計を見ると、15分くらい眠ったみたい。


「俺の好きなサンドウィッチだっ!」


食欲はあまりないけど、せっかく買ってきてもらったから、食べることにしよう。


「食べながらでいいから聞いてね。
今日は、前回評判がよかったメイド服を着てもらいます。
相手の子が二宮君のファンで、写真撮影をして、そのまま・・・てな感じです。いいかな?」

「わかりました」

「食べたら部屋で着替えて待ってて」


ササッと食べ、歯磨きをしてから部屋に向かった。


「相手、どんな人だろう」



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