テキストサイズ

秘密のアルバイト

第3章 ファーストキス?

次の日・・・


「お~い、かず~。行くぞ!」

「おぉ、今行く」


カバンを持ち、家を出た。
結局昨日は、勉強が手につかなかった。
何をしていても、お兄さんの顔が頭に浮かんでくる。

図書館に着き、机の上に本やノートを出し、勉強を始めた。
雅紀はどんどん進めていく。
俺は・・・まだ何だかボーとしてしまう。
こんな仕事始めて、よかったのかな・・・?


「かず・・・おい、かず」

「・・・えっ・・・あっ、何?」

「何じゃないよ、ボーとして」

「あぁ・・・ごめん」

「昨日何かあったの?」

「別に何もないよ」

「・・・?
ないならいいけど、もう夏休みもあと少しで終わりだよ。頑張らないと」

「そうだな、ごめん・・・」


雅紀の言葉にハッとして、勉強を始めた。
マナーモードにして、机の上に置いた携帯が
ブルブル振動した。
誰からか、Line が届いた。


「誰だ?・・・あっ、お兄さんからだ」


慌ててLine を開いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ