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秘密のアルバイト

第3章 ファーストキス?

『おはよう、かず。昨日はお疲れ様。
いきなりキスして、びっくりした?
もしかして、その事で勉強が手につかないなんて、言ってないよね・・・


ーヤバい、図星だよー


夏休みもあと少し。
頑張って勉強して、合格したらマジでどこか遊びに行こう!約束だよ。
じゃあ、またLine するね。
可愛いかずへ』


何か凄く嬉しい。
まだ2回しか会っていないのに、一緒に仕事したのも昨日だけなのに、応援してくれてるんだ。


『おはようございます。
今、友達と図書館に勉強しにきてます。
俺、頑張って合格するんで、合格したらどこか連れていってください。
ありがとうございます』


これでよしっと。


「かず、何か変だよ」

「俺のどこが変なんだよ」

「さっきまでは何だかボーとしてたけど、Line がきた途端、張りきりだして・・・
誰からだったの?」

「ボーとしてたのは、昨日なかなか眠れなかったからだよ。さぁ、頑張ろうぜ!」


何だか不満そうな顔で俺を見る雅紀。
そんな事、まったく気にしない俺。

大学合格という目標のほかに、もう1つ目標ができた。
合格したら、お兄さんに何処へ遊びに連れていってもらうこと。


それから毎日ではないけど、お兄さんのほうからLine が届く。

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