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秘密のアルバイト

第23章 バイト復帰

「う~ん・・・はぁ、よく寝た。
潤・・・いない。もう先に起きたんだな」


こんなにぐっすり寝たのは、いつ以来だろう。
帰りの車の中や、あんなにも寝たのに、本当によく寝たよ。

久しぶりに潤と・・・したからかな♪


「んっ?話し声がする・・・あぁ、電話中か」


ベッドから出て服を着た。


『理由はわかったよ。でもそれは話せないよ。
うん・・・うん・・・
仕事は続けて欲しいんだよね?』


あっ、事務所に電話してくれてるんだ。


『もしあいつに色目使ってくるやつがいたら、すぐに辞めさせるからな。
それがもし兄貴でも・・・』


・・・?!
兄貴って・・・何?


『俺今日撮影があるから、かずも連れていくよ。
あとはそのときかずと打ち合わせして。
じゃあ後で・・・』


電話が終わり、テーブルに携帯を置いた。


「潤・・・」

「おぉ、かずおはよう。
もう少し寝かしてあげようと思ったのに、話し声うるさかったかな?ごめんね。
すぐに朝ごはんの準備するから待っててね!」


潤はキッチンに向かった。

椅子に座り、潤の後ろ姿を見つめた。


「ねぇ潤、今の電話って・・・」

「んっ?事務所にかけてたんだ。
今日俺、事務所行くから一緒に行ってくれるかな。
これからの事は、事務所と話してもらえる?」

「何か俺に色目使ってきたらとか言ってたけど、それってどういうこと?」

「そのままの意味。
撮影でかずとHしたからって、本気でかずに手を出そうとするやつがいたら、即やめさせるってね。
仕事は仕事。それ以外、かずは俺だけのものだから」


優しくおでこにキスをした。


「もうひとつ聞いていい?」

「いいですよ。可愛い可愛いかずなり君」

「兄貴って・・・誰?」

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