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秘密のアルバイト

第24章 復帰1段

まぁ、とにかくやってみよう。

部屋に入るところからスタート!


「ただいまー!
って自分の部屋なのに、おかしいね」


手に持っていたケーキの箱を、テーブルの上に置いた。


「ふ~、疲れたね。
でも久しぶりに二人きりのデート、凄く楽しかったのよ。
どお?楽しかった?」


ベッドに座り、カメラにむかって問いかけた。


「・・・本当?よかった。
何が楽しかった?俺は観覧車から見た景色が綺麗だったなぁ・・・て。
・・・えっ、俺と同じなの?本当に綺麗だったよね」


カメラマンの後ろのカンペを見ながら進めていく。


「そうだ!さっき買ってきたケーキ食べようよ。
ちょっと待ってて。今お皿とフォーク準備するから」


カメラが回ったまま、テーブルにお皿とフォークを準備した。


「わぁー、美味しそう!どれがいい?
あっ、俺いちごのケーキがいいな・・・
ねぇ、チョコレートのでも・・・いい?」


お皿に取り分けた。


「あっ、俺が食べさせてあげるよ。
恥ずかしがらないで。はい、あ~んして」


ケーキをのせたフォークをカメラに向かって差し出した。
そしてカメラマンに食べさせた。


「美味しい?・・・よかった。
ねぇ、俺にも食べさせて。イチゴからちょうだい」


もう一人のスタッフがフォークにイチゴを差し、俺に差し出した。

俺はそのイチゴについている生クリームを、舌を出して舐め始めた。

少し上目遣いでカメラを見つめ、何度も口に入れたり出したり、イヤらしい音をたてながら舐めた。


「あ~、このイチゴ甘くて美味しい!
今度はケーキをちょうだい」


ちょっと大きめにカットされたケーキを口に入れられた。


「おいひ~・・・えっ、口についた?
あっ、取ってくれてありがとう」

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