秘密のアルバイト
第25章 仲直りのご褒美
「せっかく招待したのに、こんな簡単なものでごめんね。さぁ、食べて」
「いえっ、俺のほうこそ図々しくお邪魔しちゃって、本当にすいません。
それじゃあ、いただきます」
俺はただ黙って食べ始めた。
「どう?」
「はい、すごく美味しいです」
「そう、よかった。かずはどう?」
「うん・・・美味しいよ」
「かず、いつもこんなに美味しいもの食べられて、羨ましいよ」
「・・・」
返す言葉が見つからず、黙々と食べ続けた。
「かず、今日俺と約束したでしょ?」
「約束って?」
「雅紀と事、許してあげるって。
雅紀と仲直りするって、今日車の中で約束したでしょ?」
「した・・・よ」
「だから今日雅紀を招待したんだよ」
雅紀を許すって、仲直りするって潤と約束したよ。
でもさぁ・・・でもさぁ・・・
「俺・・・どんな思いしたか、お前にわかるか?」
「かず・・・」
「毎日毎日、口に出して言えないような事やらされて心も体もボロボロになったよ。
そんな俺の気持ち、お前にわかるか?」
「かず、落ち着け・・・えっ、雅紀・・・」
雅紀はいきなり俺に土下座をした。
「本当にごめん。
ごめんと言う言葉では足りないくらい悪いと思ってる。
お兄さんから、かずが許してくれるって聞いたから喜んでついてきちゃったけど、そんなにも簡単に許せるわけないよね」
「どんな理由があれ、雅紀がやったことは正直ゆるせることじゃないよ。
理由が理由なだけに雅紀に本当の事が言えず、隠し事をして心配をかけたのも事実だよ」
俺は潤の言葉を黙って聞いていた。
「雅紀は心の底から反省している。
かずは、あいつから解放された。それでよしにしないか?」
「か・・・ず・・・」
「うん・・・」
「いえっ、俺のほうこそ図々しくお邪魔しちゃって、本当にすいません。
それじゃあ、いただきます」
俺はただ黙って食べ始めた。
「どう?」
「はい、すごく美味しいです」
「そう、よかった。かずはどう?」
「うん・・・美味しいよ」
「かず、いつもこんなに美味しいもの食べられて、羨ましいよ」
「・・・」
返す言葉が見つからず、黙々と食べ続けた。
「かず、今日俺と約束したでしょ?」
「約束って?」
「雅紀と事、許してあげるって。
雅紀と仲直りするって、今日車の中で約束したでしょ?」
「した・・・よ」
「だから今日雅紀を招待したんだよ」
雅紀を許すって、仲直りするって潤と約束したよ。
でもさぁ・・・でもさぁ・・・
「俺・・・どんな思いしたか、お前にわかるか?」
「かず・・・」
「毎日毎日、口に出して言えないような事やらされて心も体もボロボロになったよ。
そんな俺の気持ち、お前にわかるか?」
「かず、落ち着け・・・えっ、雅紀・・・」
雅紀はいきなり俺に土下座をした。
「本当にごめん。
ごめんと言う言葉では足りないくらい悪いと思ってる。
お兄さんから、かずが許してくれるって聞いたから喜んでついてきちゃったけど、そんなにも簡単に許せるわけないよね」
「どんな理由があれ、雅紀がやったことは正直ゆるせることじゃないよ。
理由が理由なだけに雅紀に本当の事が言えず、隠し事をして心配をかけたのも事実だよ」
俺は潤の言葉を黙って聞いていた。
「雅紀は心の底から反省している。
かずは、あいつから解放された。それでよしにしないか?」
「か・・・ず・・・」
「うん・・・」