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秘密のアルバイト

第27章 最近の俺の仕事

カメラが止まり、いつものようにバスローブがかけられた。


「二宮君、お疲れ様。
何かどんどん色っぽくなっていくよね。
体は男の子なんだけど、もはや女の子だよ」

「はぁ・はぁ・・・そう・・・ですか?」

「あぁ、その辺の女の子より可愛いよ。
しばらく休んで、落ち着いたらシャワー浴びておいで」


そう言って部屋を出ていった。

あっ、そう言えば買ってきた物、どうするか聞くの忘れちゃった。

・・・まっいっか。
シャワー浴びたら聞こう。

男の人と絡んでいないのに、凄く疲れた。
しかし俺の体は感度良好・・・て言うか良すぎだよ。


「さぁ、そろそろシャワー浴びに行こ」


自分の服と撮影で着た服、自分の下着と撮影で着た下着。
そして今日買ったものを持ち、部屋を出た。


「二宮君お疲れ。
今回のイメージDVD 、凄く出来がいい。
二宮君の可愛いらしさが、思いっきり出てるよ」

「はぁ・・・」


女の子格好は潤前だけでしかしたくなかった。
潤だけの可愛い女の子でいたかった。

仕方ない、仕事だもんね。
あっ、そうだ・・・


「あの、今日買ったものはどうしますか?
撮影用に置いていけばいいですか?」

「そのまま持ち帰っていいよ」

「持ち帰り・・・ですか」

「潤と二人で楽しんで!」

「えっ⁉」


顔を近付け小声で社長が言った。
思わず顔を赤くしてしまった。


「ハハハッ!」

「しゃ、社長・・・」

「あらら、顔を赤くしちゃって・・・可愛い!
食べちゃいたいくらいだよ」


何も言えなくて、俺は下を向いた。


「イメージDVD 来月発売だからね」 

「あっ、はい」


そして月が変わりDVD が販売された。



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