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秘密のアルバイト

第41章 引退DVD2

俺は便器の中へ、智は俺の腰に出した。


「はぁ・はぁ・・・かず、よかった?」

「はぁ・はぁ・はぁ・・・うん、智。
おかげで少し楽になったよ。ありがとう」

「あまり遅いと疑われちゃうから、そろそろ行こうか・・・って、これもう一度、入れなくちゃ」

「入れなきゃ・・・ダメ?」

「そんな可愛い顔で言われても・・・
やめてあげたいけど、今日はそういう撮影だからね・・・
あっ!かず、ちょっと待って」


智は手洗いに、人がいないことを確認して、ローターを手に1度個室から出た。
勢いよく水が出る音が聞こえ、その水の音が止まるとまた、智が個室に入ってきた。


「かず、もう一度手をついて」


言う通りにすると、1度出したローターを、また俺の中に入れた。


「うっ、うんっ・・・」

「はい、かず。
このあとホテル行くまでの我慢だよ。
もう少し、頑張って」

「うん・・・あっ・・・」


俺の頬を両手でつつみ、優しくキスをした。


「さぁ、今ちょうど人がいないから、今のうちに出よう」

「うん」


個室を出て、手を洗っていると人が入ってきた。
間一髪!
思わず顔を見合わせ、笑ってしまった。


「社長、お待たせしました」

「お待たせしてすみませんでした」


歩き辛さは変わらず、小股で歩く俺。


「大丈夫、二宮君。
撮影延期してもいいんだよ」

「出すもの出したら、もう大丈夫です。
ありがとうございます」

「クックックッ・・・」


笑う智。


「もういい時間だから、今から食事に行きます。
本当に二宮君大丈夫?無理しないでね」

「はい、大丈夫です」


予約をしてあるという店に行くため、駐車場へ移動した。

潤以外の人と撮影以外でするのは絶対に嫌なんだけど、智とは嫌な気がしない。

ん~・・・何でかな?


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