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秘密のアルバイト

第5章 お兄さんとの約束

思いきり楽しみ、高校を卒業式した。


それから数日、お兄さんとの約束の日。

雅紀と待ち合わせの場所へ行った。
お兄さんに久々に会う緊張より、雅紀をお兄さんに会わせる事に、緊張するよ。


「かず!お待たせ~
あっ、かずの友達だね?今日は宜しくね」

「宜しく・・・お願いします」

「今日は忙しいところ、ありがとうございます」

「かずとの約束、忘れるわけないでしょ」


俺の肩に手を回した。
やっぱりドキドキするな・・・

何て思っていると、雅紀に思いきり腕を引っ張られた。


「うわぁ~、何だよ雅紀」

「かず、紹介してよ」

「あぁ、ごめんごめん。
え~と・・・こちらは・・・」

「かず、今日は俺、車で来てるから。
時間がもったいないから、自己紹介は車の中でするよ。
さぁ、乗って乗って!」


車に乗り、遊園地へ向かった。

俺の腕を掴んで離してくれない雅紀。


「雅紀、そろそろ腕、離してくれない?」

「あぁ・・・うん・・・」


やっと離してくれた。


「自己紹介おそくなって悪かったね。
俺、松本潤っていいます。大学生です。
かずとはバイト先で知り合ったんだ」

「バイト先・・・ですか・・・

あのぉ、ところでバイトって何・・・」

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