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秘密のアルバイト

第6章 ロスト・・・

「かず・・・ねぇかず・・・」

「う・・・ん・・・」


潤は俺を揺れ起こす。

目を開けると、目の前にバスローブを着た潤がいた。
俺の体にも、バスローブがかけられていた。


「かず、大丈夫?」

「二宮君、お疲れ。
大丈夫?起きられる?」

「あっ、はい大丈夫で・・・イタッ!」


体を起こすと、腰に激痛がはしった。
さっきまでの快感が嘘のような激痛。
自分では、立ち上がれなかった。


「二宮君、いきなり激しかったからね」

「俺がバスルームまで、連れて行きます。
着替えだけ、持ってきてもらえませんか?」

「わかった。頼むね、松本君」


腰の痛みを我慢して、バスローブを着た。
そして潤にお姫様抱っこをされ、バスルームまで行った。


「あの・・・ちょっと恥ずかしいです」

「そうか?
かずは女の子みたいに軽くて、抱っこしやすいよ」


バスルームまでが、物凄く遠く感じた。


「イタタタッ・・・」


歩く震動が、腰にひびく。


「こんなにも、あとから痛くなるものなんですね」

「立ち上がれなくなった子は初めてだよ。
初めてなのに、あんなにも求めてくるから」

「えっ・・・あの・・・それは・・・」


恥ずかしくて、顔が熱くなってきた。


「かず、顔が赤いよ。
超可愛いよ・・・かず・・・」


俺の頬にキスをした。


ようやくバスルームに到着した。

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