秘密のアルバイト
第7章 俺のファン
「あの撮影以来、潤に会ってないな」
大学を出て仕事に向かう途中、ふとそんな事を思った。
大学に入り、何だかバタバタしていて、なかなかLine もできず、潤からもあまりこない。
「ただの仕事仲間・・・て事なんだよな」
そりゃそうだよ。
他にもいろんな人と、やってるんだもん。
いちいち感情なんか入れるわけないよね。
別に何か期待していた訳じゃないよ。
仕事なんだから、俺だけ特別な見方してもらったなんて思ってないよ。
ただね・・・
今日はどんな人と撮影してるのかな・・・
なんて。
今日の相手は可愛い子かな・・・なんて。
何だか妙に気になるんだ。
どうしてなんだろう。
どんなに考えても、答えは相変わらず出てこない。
「はぁ・・・やめた。
ちょっと時間あるから、コンビニで立ち読みでもしていくか」
事務所近くのコンビニに、立ち寄った。
マンガの本を手に手に取り、読み出した。
「・・・んっ、何だ?
何か、誰かに見られているような・・・」
しばらく立ち読みしていると、どこからか視線を感じた。
「気のせいかな?」
また本を読み出した。
「あの・・・すみません」
「はいっ、何か・・・」
「和也君・・・ですよね?」
えっ?!・・・こいつ、誰?
大学を出て仕事に向かう途中、ふとそんな事を思った。
大学に入り、何だかバタバタしていて、なかなかLine もできず、潤からもあまりこない。
「ただの仕事仲間・・・て事なんだよな」
そりゃそうだよ。
他にもいろんな人と、やってるんだもん。
いちいち感情なんか入れるわけないよね。
別に何か期待していた訳じゃないよ。
仕事なんだから、俺だけ特別な見方してもらったなんて思ってないよ。
ただね・・・
今日はどんな人と撮影してるのかな・・・
なんて。
今日の相手は可愛い子かな・・・なんて。
何だか妙に気になるんだ。
どうしてなんだろう。
どんなに考えても、答えは相変わらず出てこない。
「はぁ・・・やめた。
ちょっと時間あるから、コンビニで立ち読みでもしていくか」
事務所近くのコンビニに、立ち寄った。
マンガの本を手に手に取り、読み出した。
「・・・んっ、何だ?
何か、誰かに見られているような・・・」
しばらく立ち読みしていると、どこからか視線を感じた。
「気のせいかな?」
また本を読み出した。
「あの・・・すみません」
「はいっ、何か・・・」
「和也君・・・ですよね?」
えっ?!・・・こいつ、誰?