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豹変した幼なじみ……

第2章 *・過去・*

*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.



お母さんよりも若く見える女の人と

ずっと下を向いている男の子が座っていた。


「こんにちは~。ほら美緒もこんにちはって言いなさい」


お母さんがそう言ったけど

私はお母さんの後ろに隠れてしまった。


「ごめんなさいね。うちの子人見知りで」


「あら。うちもよ」


あははって笑っているお母さんたち。


「立ってないで座って?」


「そうね」



で、男の子と向き合って座る。


さっきから話しているのはお母さんたちで

私たちは何も発していない。



「そろそろ注目しましょうか」
ピンポンとベルを鳴らし
店員を呼んだ。

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