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豹変した幼なじみ……

第2章 *・過去・*

*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.*・.



勇気を出して話してみた。

「う、さぎ組…だったんだ…」

『うん』


また沈黙……。

でもそれを破ったのは雅樹くんだった。


『みーちゃん……って呼ぶね』
「え…うん!じゃあ……私は…まーくんって呼ぶ」


久しぶりに幼稚園で笑ったかも。


しばらくすると緊張もほぐれていき、

すごく仲良くなれた気がする。


「はーい。うさぎさん帰りまーす」


もう帰っちゃうんだ。

最後にはそう思えた。


来たときよりも大きく手を振ることもできたし。


まーくんと出会って私の幼稚園生活は変わった。

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