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保健室の扉の向こう

第3章 あまい罠

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秋田先生は車をすぐに出してくれて、みんなが集まるという居酒屋まで連れて行ってくれた。


入るとすぐにメニュー表を見た。



「さ、飲も?」


私は生はちょっと置いておいて、カクテルなどを頼んだのだが、秋田先生はなぜか生と日本酒を頼んだ。


「初めから二つ頼むなんて、すごいですね」


率直な感想を言った。


「いや、日本酒は成田先生に」


「え、飲みませんよ?というか飲んだことないです!」



また、にっこり笑ってる。



でも、その笑顔にキュンキュンしている私もどうかしている。



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